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研修を受けての生の声5

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岩手医科大学での研修を振り返って

大山 翔吾

「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」
岩手医科大学で研修を始めてから、ある時、手術室のドアにこのような張り紙がされていることに気づき、なんか大変なところに来たな…と思ったが今から約2年前。初期研修医から後期研修を含む約6年間を当院の関連施設であった市中病院で過ごし、さらなる経験を積むために当院での研修を開始させていただきました。

年間の手術数が3~4倍になり、ICUや病棟に入院している患者が平均5~6倍となり、日々の仕事に四苦八苦していました。成人の症例数もかなりの数でたいへんでしたが、ほとんど初めて見るような重症例や小児に関しては頭を悩ませながら、日々格闘していました。そんな日々に、最近は減りましたが、心が折れそうになることがしばしばありました。そんななかでも同級生をはじめ、年齢が近い同僚や先輩方、周りのスタッフに助けてもらいながら、様々な経験を積ませていただくことができました。本当に感謝しております。

ちょうど研修を開始した時期が岡林教授の退官の時期と重なり、今までの岩手医大のスタイルと金教授が前施設から導入した新しいスタイルの2つを経験することができました。また、金教授に代わってからの1年間で178件、そのうち81例が第一助手で手術に入らせていただくことができました。人数が少ないゆえのことかもしれませんが、非常に貴重な経験であり、大変勉強になりました。ありがとうございました。

総括して振り返るにはまだ早いような気がしますが、自己啓発本とポテトチップスとコーヒーとともに貧弱な魂で悪あがきした岩手医大での経験をもとにここがピークだったとならないように今後も研鑽を積みたいと思います。

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